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北川真司 KITAGAWA SHINJI

土木工事部(施工管理)
熊本大学 工学部 土木環境工学科卒業
平成10年入社

トンネル工事の現場所長として、ライフラインを支える。

大分に本社を置き、九州全域をエリアとする佐伯建設に、平成10年4月に入社後、現場で土木技術職として仕事をしています。建築主体と思われがちな歴史ある会社ですが、土木部門も携え約40名がライフラインを支える建設に従事しています。私が経験した現場は橋梁下部工、港湾、橋梁上部工、上水道(浄水場)、トンネルです。最近はトンネル工事を主に担当しており、現在4つ目のトンネルを作っています。建設現場での仕事は大きく分けると施工管理(安全・工程・品質・出来形・測量・写真等)と原価管理(受注した工事金に基づいた実行予算金額の管理)になりますが、入社後すぐにこれらの仕事すべてを理解して行うことは当然できません。入社後数年は配属された現場で施工管理を担当してきました。

現在はトンネル工事の現場所長として施工管理と原価管理、発注者との協議、地元とのコミュニケーション等現場全体を網羅した仕事をしています。

ダイナミックな施工が行われるトンネル建設。北川社員は過去3回の経験を積み、今回の豊後大野市での工事では、現場所長として全てのプロセスを指揮しています。

半永久的に「地図に残る」…それがやりがいです

建設業の現場技術職の一番のやりがいは、自分が携わった仕事が「後世に残る」ことだと思います。入社して経験を積みながら徐々に仕事を覚えていくわけですが、形として残るものを作り上げた達成感と同時に自分の成長も実感できるという点で、今の建設現場技術職という仕事は他のどの業種よりもすばらしいのではないかと思います。どんな仕事も同じだと思いますが経験を積むにつれ分かることも多くなりますが、新たに大きな不安や悩みをかかえることも出てきます。しかし、それを自分で考え(上司や仲間の助言も得て)乗り越えてていくのが「仕事」の面白さであり楽しさであると思います。

今はいろんな問題に打ち勝ちながら最終的にそれが半永久的に形として「地図に残る」という点で非常にやりがいを感じながら仕事をしています。

トンネルの施工には様々な重機が登場します。安全第一に、限られた工期で施工するために、重機の正しい運用やメンテナンスが重要となってきます。

一緒に働けることを楽しみにしています。

「後世に残る仕事」「ものづくり」…私たちの仕事はその責任感ゆえに大きなやりがいがありますが、入社後しばらくは、現場所長と頂点とした組織の中で一番下の職員として現場に配属されます。当然最初は「こんなこともするのか」とか「思い描いていたものと違うな」といった感情になることもあると思います。新入社員、3~5年目、5年目~10年目くらいのそれぞれの段階で担当する仕事があります。その中でいわゆる「仕事の壁」みたいなものにぶつかって悩むこともあると思います。しかし仕事は自分一人でするものではなく上司や仲間と協力してするものですから悲観する必要は全くありません。佐伯建設はこの不況の中でも他社に負けない理念と技術力があると思います。

皆さんが自分の後輩として入社し、いつか一緒にトンネルを作れる日が来るのを楽しみにしています。

原価管理も、現場所長に課せられた大切な仕事の一つです。また公共工事なので、発注者である自治体に提出する書類は多岐にわたります。建設現場といえども、意外にもパソコンに向かう場面も多いとのこと。

前回、北川社員が担当した佐伯市蒲江でのトンネル現場では、地元の小学生を招いた見学会を実施。地元の方に工事を理解していただき、コミュニケーションを図ることも大切な仕事のひとつです。